VS2019事始め(その2) Team Fundation Serverへの接続
インストールは無事終了し、次はTeam Fundation Serverへの接続。
TFSへの接続はどこからするの?
ソースコード管理に利用しているのはオンプレミスのActive Directry環境に構築した Team Fundation Server 2015 (TFS)。
VS2010からTFSへ接続する時は、額面通りの「Team Fundation Serverへの接続」というメニューがある。参照可能なTFSが一覧され、その中から接続対象を選ぶだけ。そこはVS2019でも同様にメニューをたどれば大丈夫だろうと踏んでいた。しかし甘かった(10年前と同じわけがなかった)。まさかMicrosoft製品どうしの連携で躓くとは思っていなかった。
VS2019で「Team Fundation Serverへの接続」という分かりやすいメニューは見当たらない。VS2019のチームエクスプローラーのデフォルト画面はこの通り。
初期表示されているのは、クラウドの「Azure DevOps」と「ローカル Git リポジトリ」。TFSはお呼びでないようだ。
メニューバーの「接続の管理」ボタンを押下すると何やらインフォメーションが表示された。
接続ページに表示されていないチームプロジェクトに接続するには、[接続の管理]をクリックします。チームプロジェクトは、初めて接続した後、接続ページに表示されます。
[接続の管理]-[プロジェクトに接続]を選択する。
ここで「プロジェクトに接続」画面に遷移。ここでもサインインを求められるが、求められるのは、Microsoftアカウント。私が接続したいのはオンプレミスのTFS、そしてオンプレミスのActive DirectryのADアカウントでアクセスしたい。
さらに、ここでインフォメーションに注目。
サーバーが見つかりません。上のピッカーを使用してログインし、Azure DevOpsアカウントまたは 追加 既存のAzure DevOps Serverにアクセスしてください。
「Team Fundation Server」は「Azure DevOps Server」に呼び名が変わっていました。そして「Azure DevOps」と「Azure DevOps Server」は似て非なるもの。なんと分かりにくい。
[Azure DevOps Server を追加する]を選択すると、サーバーURLの入力を求められるので、TFSのURLを入力して[追加]。ここでTFSにアクセスするための認証情報の入力を求められる。私の場合は、オンプレミスのADアカウントでTFSに接続。
無事にTFSを追加することができ、チームプロジェクトに接続。
時代は変わっている
ソースコード管理の手法はGitがデフォルトになり、ソースコードの保存場所もクラウドへと変化し、そもそもソースコード管理環境が時代遅れってこと?と感じた出来事。
ソースコード管理と言えば Microsoft Visual Source Safe (VSS) 、という時代に育った世代としては、いまだに「ソースセーフにチェックインしました」なんて会話をしているのに。